大麦若葉とは、文字通りイネ科の大麦の若い葉のことを言います。
大麦の若葉には様々な栄養が含まれていることから、サプリメントや青汁の原材料の一つとしてよく利用されます。
【参考】大麦若葉の効果とは?大麦若葉の青汁は効果なしって本当?
大麦若葉の作られ方
大麦若葉は穂をつける前の20〜30cm程度に生育した若い葉を利用します。
大麦を育てるときには、麦ふみと言って新芽を踏みつける作業を行います。
麦踏みをすることによって茎などが折れて大麦内部の成分の濃度を濃くして、寒さへの耐性を高めるという効果が得られる作業となっています。
また、折れた部分から植物ホルモンが生成されて、茎を太くして栄養や水分を吸い上げやすくするという効果も得られます。
つまり、大麦は多少傷つけられても枯れることがなく、傷つけられるたび強く頑丈になる生命力の強い植物です。
その生命力の源になっているのが、豊富な栄養素になります。
SOD酵素を初め、カルシウム・鉄・カリウムなどのミネラル類、βカロテンやビタミンB1・ビタミンCなどを含んだビタミン類、アミノ酸に食物繊維などがバランスよく含まれています。
生活習慣病の予防になる
大麦若葉を摂取することによって期待できる効果の一つが、生活習慣病の予防になります。
動脈硬化や高血圧などの病気は、血管の弾力性が失われ硬くなった状態になると引き起こしやすくなります。
本来は弾力性のある血管の内壁に悪玉コレステロールが付着することによって、血管の内壁が厚く硬くなってしまいます。
このような症状は血管の老化現象とも言われていて、悪化すると脳出血や脳梗塞などの命に関わる病気につながっていきます。
SOD酵素は、動脈硬化する原因である活性酸素を除去する力に優れています。
抗酸化作用だけではなく、血糖値の上昇も抑えることから糖尿病予防にも役立ちます。
また、カリウムは高血圧の原因の一つであるナトリウムを取り除く作用にも優れています。
カルシウムが豊富なもの嬉しいポイントです。
カルシウムが不足すると、骨密度が低下してしまい骨粗鬆症などの心配も出てきてしまいますが、カルシウムが多く含まれているため骨や歯を丈夫にする効果が得れます。
そのほか、亜鉛や鉄分も豊富に含まれています。
まとめ
貧血を予防する効果だけではなく、新しい細胞を作るための新陳代謝を活発にする作用も期待できるため冷え性を改善してダイエットにも役立ちます。
そんな大麦若葉は食事でも摂取することができますが、サプリメントや青汁での摂取の方が効率的です。
効果を実感するためには、毎日続けることも大切となります。
最終更新日 2025年2月19日 by sngroup