ワキの黒ずみが気になる場合、多くはムダ毛処理によって引き起こされています。
自己処理を行うことで肌に負担をかけてしまい、肌を守ろうとする防御反応が働いてメラニンが増えてしまっています。
どのような方法でもリスクはあるのですが、たとえば除毛の場合には剃る時に肌表面の角質を削り取ってしまうことが大きな問題です。
認識できるほど削り取っているわけではありませんので、処理を行った後も痛みが出たりすることはないのですが、肌表面を詳しく観察すると古い角質が削り取られて大変無防備な状態になっています。
見えないくらいの小さな傷がついていることもあり、それらの刺激によってメラニンの生成量は増加してしまいます。
毛抜きなどで抜いている場合にも同じように負担がかかります。
ムダ毛が太い時などは引き抜く際に出血することもありますが、この時肌には強い刺激が加わっていて、出血を起こした部分のまわりもデリケートな状態になります。
その状態でバイ菌が入ると炎症が引き起こされて痛みを伴うようになります。
実はこの炎症状態の時には下着や衣服との摩擦程度でも大きな刺激となりますので、日常生活を送るだけでメラニンが増えてしまう可能性があります。
元々下着や衣服との摩擦が起こりやすいパーツですので、摩擦によるトラブルは想定しておかなければなりません。
黒ずみやすい人は、なるべく密着度の少ないゆったりとした衣服を心がけ、素材も通気性の良いものにします。
通気性が悪いと汗をかいた時に衣服が肌にまとわりつき、摩擦を受けてしまう可能性が高くなります。
どんなに気をつけていても黒ずみが起こってしまうことはあります。
起こってしまったら適切なケアを行うことが大切であり、地道に続けていけば改善されます。
必要なケアとしてまず最初に挙げたいのが、肌代謝を高める成分を取り入れることです。
代謝が活性化されれば古い肌細胞の排出が進みますので、メラニンを含む肌細胞もどんどん減っていきます。
新たな細胞は瑞々しくて弾力のある状態ですので保水力にも優れていてバリア機能も強化されます。
次に、保湿ケアも非常に重要です。
黒ずみの見られる状態の時には多くの人が乾燥肌になっています。
乾燥すると一時的にバリア機能が低下して外的刺激による影響を受けやすくなりますので、黒ずみのできるリスクは高くなります。
保湿効果の高い成分で毎日お手入れを行っていくうちに肌中の水分量が増えてリスクが下がります。
■ワキの黒ずみは普段の生活の中で作られる
女性にとってワキの黒ずみは悩ましい存在ではないでしょうか。
どうしても汚く見えてしまうものですから、人に見られたくないと考えている人は多いです。
そんな厄介な黒ずみは自ら作っている場合があります。
普段何気なくやっていることが原因になっている可能性がありますから、見直してみると良いでしょう。
注意したいこととしては、一つにムダ毛処理が挙げられます。
女性にとってムダ毛処理はマストでもあるため、日頃から何気なく抜いてしまう人もいるはずです。
しかしながらその行為が原因になっていることがあるのです。
ムダ毛を処理する行為というのは強い刺激になってしまいますが、刺激を与えるとメラニン色素が生成されやすくなりますので、それによって黒ずみになっているがあります。
特に年齢肌になると代謝も落ちてメラニン色素も蓄積されやすくなりますから、余計に汚く見えやすくなってしまうことがあるのです。
もしムダ毛が気になるようなら別の方法で処理することをおすすめします。
一番良いのは脱毛をしてしまうことでしょう。
お手入れ不要になることが解決への糸口でもありますから、サロンやクリニックなどでツルツルにしてしまうのが有効です。
体を洗う時の刺激も原因になり得ます。
ついつい体を洗う時には擦ってしまう人もいるかと思われますが、摩擦が生じることでそれもまたメラニン色素の増加を促す原因になるのです。
これは意外とやってしまいがちな行為でもありますので注意しなければいけません。
優しく洗うためには、まずボディタオルを肌に負担にならない物にすることが大切です。
特にナイロンやポリエステルなどの化学繊維の物は強い刺激になりやすいですから要注意です。
しっかりと洗える反面、肌を傷める原因にもなりますので気を付けた方が良いでしょう。
洗う時にも無用な力を入れないようにするのが基本です。
そもそも強く擦らずとも肌はキレイになりますから、そこまで強く擦って磨く必要はないのです。
制汗剤の使用も黒ずみの発生原因です。
汗対策も女性にとって外せない作業ですが、ただ制汗剤には化学物質が含まれており、それが刺激になってしまうことがあります。
さらには、制汗作用によって汗が正常に出なくなることによるターンオーバーの乱れも引き起こします。
老廃物が蓄積しやすくなることで黒ずみも起こりやすくなるのです。
汗対策をしたい時にはできるだけ制汗剤を使用しないことが大切です。
例えば、ワキ汗用のパッドを使用する、インナーに工夫をするなど、制汗剤に頼らない方法も検討してみると良いでしょう。