栃木県に本社所在地がある株式会社和商コーポレーションは、地元の地名を冠した宇都宮餃子で有名な企業です。
主な事業は食料品の卸売で、自社商品の販売やイベント関連のサービス提供にも取り組んでいます。
創業は1983年と歴史があって、1990年に前身の有限会社和商設立、1994年に現在の株式会社設立に至ります。
テナント業務や量販店卸を目的に有限会社の設立が行われた
元々は食料品の小売卸売が目的でしたが、テナント業務や量販店卸を目的に有限会社の設立が行われました。
株式会社の設立は販売強化と業務拡張が目的で、以降は埼玉地区や茨城と千葉地区、群馬や長野と営業エリアの拡張が続いています。
各地に営業所を設立していますし、今では関東圏中心の営業だけでなく、ネット通販で全国販売も手掛けているほどです。
株式会社和商コーポレーションの規模は従業員数が約80名ほどですが、フランチャイズで正社員や委託契約社員を増やしています。
社員はいずれも常時募集中ですし、未経験者歓迎で1から本契約を目指せるので、営業が好きで店頭販売に興味を持っている人に朗報です。
仕入れやロイヤリティ、テナント料にその他経費を引いた分が報酬になりますから、売上が上がればその分取り分も増えます。
販売する商品はブランド力のある宇都宮餃子を始めとして、自社商品の塩辛や明太子といった珍味類が中心です。
つまり売るものは決まっていますから、後は売り方の工夫次第で成功できる可能性があるわけです。
販売を行う場所は大手量販店がメインなので、潜在顧客は豊富ですし、それだけやりがいがあって腕の見せ所にもなります。
面接に特に制限はないですが普通免許は必須ですから、免許を用意した上で申し込むことが必要です。
宇都宮餃子が代表的な商品
株式会社和商コーポレーションは店頭での直接販売を行っているので、地元での知名度が高く企業イメージも良好です。
また社員教育が行き届いていることもあって、接客技術が高く企業イメージの向上に一役買っています。
ひじきや青のりなど和食の珍味が主力商品に並びますが、四川風のザーサイもありますし、やはりどこまで行っても宇都宮餃子が代表的な商品です。
餃子が人気なのは地元のニラに拘り、豊かな風味を活かした満足感のある仕上げなのが理由の1つです。
1つ1つ手作りで丁寧に作られていますから、形が整っていたり食感もばらつきが少なく安定しています。
いつでも同じ味と食感が楽しめるので、この安定性が支持されているものと考えられます。
株式会社和商コーポレーションの事業の1つのイベント関連は、展示会や町内のお祭りにおいて出張を行うサービスです。
機材や商品一式をまとめて提供することで、気軽に利用できるサービスに仕上げられているのが特徴です。
具体的なサービスとしては杵つき餅や焼き鳥といった、つき立てや焼き立て商品の実演販売です。
定番の宇都宮餃子の移動販売も提供していますし、香ばしい香りが訴求力を発揮する唐揚げの販売もあります。
機材と商品一式の提供は料金が決まっているので、検討しやすく依頼が行いやすいといえます。
他にも手羽先や焼きそばにお好み焼きと、お祭りの定番が一通り用意されていますから、開催するイベントに合わせて相談できます。
食品の質だけでなく衛生面の信頼性もある
長年食料品の卸売を続けてきた企業なので、株式会社和商コーポレーションには食品の質だけでなく衛生面の信頼性もあります。
移動販売の実績が豊富ながらも、食の信頼に関わる問題は起こっていませんから、社員教育と共に衛生管理の教育も行き届いていることが分かります。
感染症が飲食関連企業に打撃を与えている中で、衛生に関する信頼性の高さは今後より重要性が増すでしょう。
株式会社和商コーポレーションにとって、創業から40年近い歴史と地域密着型で浸透してきた実績は、非常に強い武器になるものと思われます。
固定された実店舗を構える業態だと、気軽に移動できずに取れる対策は限られてしまいますが、移動販売なら軽いフットワークで柔軟に対応できます。
ネット通販という販路も確立しているので、同社はこれからの時代を生き残り、良質な商品を提供し続けることができる企業だといえるでしょう。
主力商品の宇都宮餃子を長年売り上げてきた企業ですから、商品の魅力は本物で販売する能力にも疑う余地はないです。
営業エリア以外だと、流石に知名度は下がってしまう傾向ですが、知名度の高い宇都宮餃子があるので実は割と広く知られています。
今後販路の拡大や企業の知名度向上、新たな柱になる主力商品の追加ができれば、もっと手堅く生き残り続ける企業になるはずです。
まとめ
地道に営業を続けてきたこともあり、あまり企業成長の欲を感じさせませんが、成長しようと思えばいつでも成長できる素地はあります。
しかし、欲張らずに自慢の商品を地元で販売し続けている姿勢は、ある意味で一貫性があって魅力的です。
主力を始めとした商品の味を変えていないことも、安定性という意味において手堅い戦略だと理解できます。
最終更新日 2025年2月19日 by sngroup